スタートアップの不確実性を排除できるノウハウが詰め込まれた参考書「入門 起業の科学」を読みました :)

こんにちは。

先日、「入門 起業の科学」という書籍を読破しました。今回はその紹介記事となります。

この本は、「起業の科学」という同著者の書籍をベースに、アイデアをブラッシュアップし企業をし始めるまでをまとた書籍です。前著には実例がかなり盛り込まれており、図表は講演資料から抜粋したような少々雑なものが多くぶ厚い本でした。結構読み進めるのが苦痛だった印象です。

それに対し本書は、図表がかなりわかりやすく丁寧に作り直されており、事例を少なく端的に説明するようになっていました。実際に起業をする際は、この本を片手にトレースしていく形で進められるような、無駄の少ない作りになっています!


概要

科学

起業の”科学”として、起業開始時において失敗しないための手順が紹介されています。"科学"という言葉は、ある程度「プロセス化できて再現性がある」ことを本書では意味していますが、科学と言えるほどのものかは起業経験がない素人には判断できませんでした。読んでいた印象としては、"科学"というよりは「事業化する内容の効果を、起業する前にとことん慎重に事前調査する沢山の手法」をまとめているような印象です。ともかく、慎重に全てを明かしてから進めていくので、この本に従えば「ここまでしたら失敗しないだろう」という自信は確実に着けられそうです。

スタートアップの不確実性を排除

この書籍で取り扱っている起業は、スモールビジネスではなくスタートアップの方でした。

スモールビジネスとは、既に需要が明らかになっているため、決まったサービスを提供するだけで安定して儲かるような、小売店や飲食店・サービス店などです。「おいしいラーメン」や「車を駐車したい」こと、「何かを専門職の人に修理してもらいたい」などの需要は既に存在しており、それに対応する職業も既にあるため、それを真似できる比較的容易な起業です。
それに対し、スタートアップは需要は潜在的なものであり、この世に無かった新しい仕組みをつくることで莫大な利益を出せるような、Uber EatsやNash・DiDiのようなサービスのことを指しています。スタートアップは需要がわかっていない上に、新しい概念を顧客に浸透させる必要があったり、類似サービスが極めて少なかったりするため、成功することが比較的難しい起業です。ただ、利益面でいうとロマンのある起業ですよね。

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利益にロマンがあるスタートアップ


このスタートアップの難しさは、需要予測や顧客のペルソナ、好まれる機能の選定などの不確実要素を明らかにすることで排除できると考えられます。

本書ではそのための手法として、「リーンキャンバス」や「ストーリーカンバンボード」のワークシートや、見込み客への聞き取り調査におけるコツなどが盛り込まれています。どれも実用的で、簡単に取り組めることばかりなので、実際に起業をする際には非常に参考になりそうです。起業するかを、顧客に受け入れられない恐怖で思いとどまっている人には、ぜひオススメしたい書籍でした。


感想

起業の本を読んでいると、結構「スモールビジネス」に焦点を当てたものが多くて、参考にできず読み終えることがよくありました。この本では、スタートアップに焦点を当てて、慎重に不確実要素を取り除く姿勢が詳細に述べられており、欲しい情報が満足に得られた印象です。リーンキャンバスやペルソナなどのツールは、書籍を読む前は単語すら知らなかった有用な概念で、それを知れただけでも大満足です。



さて、私も1人のゴミクリエイターとして起業には興味があるのですが、書籍を見ていてもやる気は出ないものですね。むしろ、「この事務的な(?)計画作業をしなければならない」という煩わしい気持ちが湧いてしまいます... そして結局「こんなこともやる気がでないのか」という、アイデアへの悪印象と自己嫌悪感で辞めてしまうんですよね。
私は座学でワクワクすることがほぼ無いので、実践に移すとまた変わってくるのかもしれません。

ということで模擬的に実践すべく、専用のデジタルノートを用意しただけなのであった... (To be discontinued...)